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当センターの放射線技術部門は、開院当初よりフルデジタル画像を基本として設計しています。
今日では、すべての装置が2世代目となりそれぞれの機能も格段に向上し、救急医療に貢献しています。2005年にはPACS導入によりフィルムレスシステムを実現し、2007年には救急医療には導入が難しいといわれるRISを院内全体の協力により実現し、今日に至っています。ネットワーク型の画像ワークステーションも院内各部署で操作でき、画像診断はもとより、手術 のシミュレーションや家族説明など随所で活用されています。救急医療といえども、医療における被曝の適正化や、安全な検査実施を検討しています。
日本救急撮影技師認定機構が設立され、認定に向け活動中です。

当救命センターの一般撮影検査にはCR(コンピューテッドラジオグラフィ)を採用しています。撮影されたX線画像はデジタル化され、すべてが電子保存されています。X線画像をデジタル化することによって、目的・部位に応じた画像処理を行うことができ、安定した画像を提供することが可能となりました。また、迅速な画像提供が可能となり救急患者様の早急な診断に寄与しています。

CT検査は救急医療における画像診断の中核を担っています。当センターのCT検査室は初期治療室と直線で結ばれ迅速な移動が可能です。CT室内には生体監視モニタや人工呼吸器が備わり容態の急変に備えています。検査装置は高速撮影が可能な64列の検出器を装備するマルチスライスCTと、多彩な三次元画像構築が可能な画像ワークステーションが連携し、意識レベルが低下し、呼吸や体動により安定した画質を得ることが難しい救急患者であっても、診断能に優れた画像提供が可能となっています。

X線テレビ撮影装置の使用目的は胃・十二指腸潰瘍穿孔の術前・術後検査や、外傷による管腔臓器損傷を検索するための食道造影、尿路損傷を検索するための尿路造影、さらには胆道造影や瘻孔造影など撮影台の起倒や傾斜が必要な検査に用いられます。その他、イレウス管やEDチューブの挿入時、整形外科の脱臼整復時、小児の誤飲による異物除去など多様な分野で使用されます。
平成20年度にはセンター唯一のアナログ装置であった旧装置が更新され、FPD(フラットパネルディテクタ:平面検出器)搭載の装置を設置しました。新装置は院内ネットワークシステムに対応し、デジタルデータとして劣化のない画像をサーバで一元保管し、院内各部署で容易に画像表示が可能となりました。また血管撮影検査も可能であり、血管撮影装置故障時のバックアップ機能も有しています。

本装置は、血管撮影検査や血管内治療を行うための装置であり、血管性病変や血管走行の異常、出血の有無を診断し治療する目的で使用されます。脳卒中に伴う血管性病変(脳動脈瘤など)の診断や血管内治療、外科的手術適応がない骨盤外傷患者における出血を止血するための血管塞栓術などを行います。また胸・腹部外傷に伴う血管損傷、仮性動脈瘤の診断治療や肺動脈血栓塞栓症、深部静脈塞栓症の診断など全身の血管性病変等の診断治療に利用され、救命救急センターでは重要な役割を担った装置といえます。
平成21年度に14年間使用してきた装置が更新となり、新装置では大視野フラットパネルディテクタを搭載していることにより一度に広範囲で高精細な画像を取得することが可能となりました。回転撮影を行うことでCTのような断面像を構築でき、同時に3D画像の構築も瞬時に行えます。これらの画像を利用してIVRの支援や穿刺検査のリアルタイムなサポートを実現しています。このように最新鋭の装置と技術を駆使し、診断治療の精度向上に寄与しています。