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救急医療とはプレホスピタル、初療、ICUの3つの要素から成る医療です。緊急時に患者様に質の高い医療を提供できるよう、自身の自己研鑽に加え、医療者や一般の方にファーストエイドや観察方法などを指導する、災害発生時などに備えマニュアルや資材を整えておくなど、当センターでは初療・プレホスピタルケアの充実に取り組んでいます。
ICUでは生と死の狭間、ぎりぎりのラインで救命できた重症な患者様を、如何にして合併症を発生させず、一日も早く元の状態で退院していただけるかが命題となります。そのためには、超急性期から最終的な到達目標を念頭に置き、残存機能を損なわないよう、予防ケアを主軸に抜けのない細やかな介入を行う必要があります。
私の仕事は根拠のあるケアをスタッフに伝え、それらが遵守されるよう道筋を作る事なのではないかと思っています。重症の患者様が順調に回復し、人工呼吸器から速やかに離脱、離床も進み、患者様に笑顔を見せていただくと、看護っていいなと思います。
皮膚・排泄ケア認定看護師とは、ストーマ(人工肛門)造設、褥瘡などの創傷及び失禁に伴って生じる問題に対して、実践・指導・相談の役割を担います。センターでは褥瘡管理委員の一員として、他職種と連携しながら褥瘡予防や管理、ケアの指導、皮膚トラブルの相談など日々患者様に提供するケアの質の向上を目指して日々努めています。
センターには外傷に伴う皮膚損傷、治療により発生した皮膚障害、高齢に伴う脆弱な皮膚、手術や疾病、加齢に伴う失禁、重症患者の輸液療法に伴う浮腫などケアを必要とする患者様がたくさんいらっしゃいます。
このような患者様に対して専門的知識と技術に基づきながら予防的スキンケアの実施や指導、ケアに伴う苦痛を最小限に、全人的に患者様を捉えた質の高い看護をスタッフ全員が提供できるように1年間を通して勉強会を行い、リソースナースを育てています。
患者様の問題に対して日常的にカンファレンスを行い、専門的な情報を提供し、他職種とディスカッションしながらチーム医療を提供しています。誰もが笑顔でイキイキと個々の役割と責任を果たしており、日々達成感ややりがいを感じています。
3次救命施設では、入院時より重症肺炎、敗血症など重篤な感染症を発症していることも多く、中には原因がよくわからない感染症の方も入院されます。その方たちは一般病院の患者さんにくらべ極端に免疫力が低下している易感染状態の場合が多いため、一旦重症化すると命に関わってしまいます。よって救命センターでの急性期である入院中の感染対策はとても重要であるといえます。
私は感染を起こさないようにではなく、すでに何らかの感染が起きているところから治療が始まる救急分野であっても何かおこなえる感染対策はあるはずと思い、2009年に感染管理認定看護師を取得しました。活動としては院内感染対策委員会のメンバーとして参加し、病院に関わる全ての人たちを感染から守ることを目的に組織横断的に院内で活動しています。現在の活動は院内スタッフの教育やラウンド、スタッフからの相談などを中心におこなっています。
今年は「ターゲットサーベイランスをおこなう」を目標に進めていきたいと考えています。
感染管理は目に見えない地道な作業であり、さらに救急という特殊な環境ですが、患者さん、家族、医療スタッフにとって安全で安心な環境を提供できるようにしていきたいと思っています。
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