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臨床検査室は、4名の検査技師で24時間体制の勤務に従事しています。救命検査の軸となりうるものは、“患者情報”を有効に活用することだと考えており、単に検体を処理するだけでは検査と病態の関連がわかりません。技師自身が患者情報を収集し活用することは、患者の病態を予測し、どの検査項目をどのような順序で行い報告すれば良いか容易に判断できるようになります。
また、写真にあるように当検査室は非常に狭いところです。しかし、搬入される重症患者の検査に必要な、血液ガス分析や一般検血装置をはじめ、生化学・凝固線溶・電解質・尿検査分析機器などが設置されており、その配置にも各機器の機能が十分に活かせるよう配慮しています。
さらに、 我々検査技師のモットーは、出来るものが(手の空いている人が)、出来ることを(能力・技能に応じて)、出来るだけ早く(迷わず行動する)行うことであり、一人でも多くの救命に寄与できればと日々切磋琢磨しています。
次に当検査室における検査項目について簡単に述べます。

初療時検査(救急患者が搬入された直後に行われる臨床検査)は、見落としの防止と現在の病態把握のために、酸素化能や換気能を知るための血液ガス分析をはじめ、一般検血検査、心筋マーカーや肝・腎機能などの生化学検査、凝固線溶検査、輸血時に必要な血液型関連検査、インフルエンザ抗原や尿中肺炎球菌抗原などを含む感染症検査、尿中に含まれる物質を調べる一般尿検査や尿化学検査など85項目の検査を約30分で報告しています。この多くの検査項目を処理し、迅速な検査結果の提供を考え、いち早く治療に繋げてもらうために、「今必要な検査情報は何なのか?」を常に考えながら行動するよう努力しています。

いつどのような状況下で搬入される患者にも的確に対応できるように、乱用薬物検査や有機リン系農薬,パラコートなどの中毒検査をはじめ、アルコール,向精神薬,抗けいれん薬等の血中薬物、髄液・穿刺液検査、尿や喀痰などのグラム染色、敗血症診断のリムルステストやプロカルシトニン、脳波やABRなどの生理機能検査を常時実施可能状態にしています。